システムエンジニアの仕事内容とは・・・!システムエンジニアの仕事を一言で表すと、
「お客様の課題を解決するシステムの設計、開発、運用を行う仕事」です。
しかし一口にシステムエンジニアと言っても業務内容は多岐に渡ります。

お客様が今どのような問題を抱えていて、その問題をシステムによってどう解決したいのかをヒアリングし、どのようなシステムにするのかを考える要件定義や、その要件定義に沿ってシステムを設計する工程を上流工程と言います。

実際にプログラムを組んでシステムの開発を行う作業や、開発したシステムがきちんと動くかを確かめるテストの工程、またシステムを納品した後の運用やメンテナンスの作業を下流工程と言います。

システムエンジニアとして初めて業務を行う際には下流工程から携わり、システムエンジニアについて理解するところから始めることが多いでしょう。

また、会社によっては主に上流工程のみを行い、下流工程は協力会社が行なっているという場合もあります。

今回は、上流工程から下流工程まで一貫して携わるワンストップソリューションのシステム会社のシステムエンジニアの仕事についてご紹介します。

システムエンジニアの魅力

システムエンジニアの仕事の魅力は数多くありますが、自分が作り上げたシステムが実際に稼働し、お客様に喜んで貰えた時の達成感は格別です。

お客様はシステムに対する知識が乏しいことも多いため、お客様が実現したいことを正確に汲み取り、それをシステムで解決するためにはどうすれば良いのか考える必要があります。
システムエンジニアと言うとずっとパソコンに向かってプログラミングをしているイメージがあるかと思いますが、特に上流工程に携わるシステムエンジニアは、人とのコミュニケーションが重要視されます。

大規模なシステムを開発する際には協力会社も含めて数百人規模のプロジェクトになることもあり、チームメンバーとの適切なコミュニケーションや管理能力が問われます。

多くの人と協力し、時には数年単位で開発を行い、社会のインフラとなるような大規模なシステムを作り上げた際の達成感というのはなかなか他の仕事では味わえないのではないでしょうか。

誰かと協力して一つのものを作り上げることが好きな人や、計画を立ててコツコツ物事を進めて行くことが好きな人に向いている仕事です。

システムエンジニアの1日

コンサルティングから保守管理までの全ての工程を行う、システムインティグレータのシステムエンジニアとして働いていた際の1日の流れをご紹介します。

  • 8時40分:出社およびメールチェック
  • 9時 :チームの朝礼
  • 9時15分 :1日のスケジュールを確認
  • 9時30分 :設計書に基づいてプログラミング
  • 12時 :ランチ
  • 13時 :チームミーティングおよびお客様に提出する資料のチェック
  • 14時 :お客様と打ち合わせ
  • 15時 :打ち合わせの議事録を作成
  • 16時 :コードレビュー(自分が組んだプログラムのコードをチームメンバーに確認してもらう)
  • 18時 :現行システムの月次報告書を作成
  • 19時 :現行システムのテータ更新作業
  • 20時 :退社

会社にもよりますが、1人で複数のシステムを担当することもあります。

筆者の場合は、新規開発の案件と、すでに稼働しているシステムの運用保守の案件に携わっていました。

すでに稼働しているシステムの更新作業等は、お客様の仕事が終わりシステムを利用していない時間帯に行うことも多いため、残業することもあります。

新規開発においてはきちんとスケジュール管理を行い、特に問題さえ起きなければ、リリース前以外は残業もほぼなく、定時で帰れることも多かったです。

システムエンジニアというと労働時間が長く過酷なイメージもあるかもしれませんが、実はある程度自分でスケジュール管理ができ、メリハリをつけて働くことができます。

上流工程から下流工程まで関わると、開発以外にも様々な業務があるため、毎日新鮮な気持ちで仕事をしていました。

システムエンジニアの給料はどれくらい?

新卒の初任給が22万で、プラス残業代が月1万〜3万程度のため、月給は25万円前後でした。

また、国家資格である基本情報技術者試験や応用情報技術者試験、各種ベンダー資格を取得すると合格祝い金や手当が付くため、そこそこ高給な職種だと言えるでしょう。

会社の規模や業績によっても異なりますが、20代でも平均年収以上の年収400万円程度貰える会社も少なくないです。

他業種からシステムエンジニアに転職は可能なの?

手に職を付けたい!という理由で、他業種からシステムエンジニアに転職したいという方も増えています。

結論から言うと、他業種からシステムエンジニアに転職することは可能です。

しかし最初はシステムの運用保守などの下流工程から携わり、勉強しながら徐々にステップアップをしていくことになるでしょう。

文系のシステムエンジニアも増えているので、最初はシステムやプログラムの知識が無くても問題ありませんが、システムエンジニアになってからは勉強が必須となります。

ただ、会社が費用負担をして研修を行なってくれる場合が多いので、学ぶ意欲さえあれば未経験でもシステムエンジニアになることは可能です。

給料を貰いながら知識を身に付けることができるメリットがあるため、成長意欲がある方にはおすすめの職種です。

システムエンジニアからキャリアアップするには?

システムエンジニアとしてのキャリアアップを考えた時に、何をイメージしますか?

多くのシステムエンジニアは下流工程を経て、上流工程に携わり、徐々に開発からプロジェクトの管理側へとシフトしていきます。

しかし、システムエンジニアの中には管理ではなく開発をずっと行いたいと思っている人や、システムエンジニアとしての限界を感じて転職を考える人もいます。

システムエンジニアから他業種に転職

システムエンジニアの転職先というと、同じIT業界をイメージするのではないでしょうか。

しかし実際には、システムエンジニアは全ての業種で通用する職業です。

今はどのような業界でも、ある程度の規模がある会社には社内のパソコン機器や社内システムなどを管理する部署があります。

そういった部署では、システムエンジニアとして働いたキャリアが役に立ちます。

一般的にそのような仕事は社内SEと言われますが、社内SEはお客様ではなく自社内でのシステムを担当するため、残業も少ないことが多いです。

若い頃はシステムエンジニアとしてバリバリ働き、ある程度の年齢になったら社内SEとして働くというキャリアもあります。

例えば食品会社の一般社員が自動車会社に転職するとなるととても大変だと思いますが、システムエンジニアなら全く異なる業種にも転職できてしまうのです。

転職前にはどんな準備が必要?

システムエンジニア経験者と未経験者では、転職前にどのような準備が必要なのでしょうか。

システムエンジニア経験者の場合

システムエンジニア経験者は、自分がどのようなプロジェクトでどのような業務を行ったのかを具体的に記述した職務経歴書やスキルシートの用意が必須です。

通常の転職と同様に人柄やコミュニケーション能力は見られますが、それ以上に重要視されるのがスキルです。

先に述べたように、システムエンジニアの業務は会社やプロジェクトによって異なるため、自分がどのようなことが出来るのかを明示する必要があります。

システムエンジニアが転職する場合は、自分が携わったプロジェクトについて時系列でまとめて整理しておくと良いでしょう。

システムエンジニア未経験の場合

面接の段階では技術的な知識は必要ありませんが、システムエンジニアの仕事内容や仕事の進め方を理解しておく必要があります。

システムエンジニアに関する本を読んで、システムエンジニアの業務内容についてイメージを固めておきましょう。

現役システムエンジニア向けから初心者向けまで様々な書籍がありますが、おすすめなのは就活生向けの本です。

専門的な言葉を使わずに、分かりやすくシステムエンジニアの仕事内容を説明しているものが多いので、一度目を通しておくと良いでしょう。

また、自身の今までの経験がシステムエンジニアとしてどのように生かせるのかを考えることも大切です。

例えば、営業職からシステムエンジニアに転職する場合は、「お客様の要望を汲み取り、適切な商品を提案していた経験を生かして要件定義を行えるシステムエンジニア」というイメージです。

おすすめのIT系転職サイトは?

様々な転職サイトがありますが、システムエンジニアの転職はIT業界に特化したサイトを選びましょう。

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