プログラムの意味には、小学校の運動会の競技の順番を記載したプログラムやテレビの番組表など、物事の『順番』を表したものを指します。

コンピューターの世界では、プログラムはコンピューターに『動く順番』を指示する働きがあります。
コンピューターを動かすためにはプログラムが必要なのです。コンピューターは、沢山のスイッチで構成されています。

しかし、プログラムによる『動作の指示』がなければ、何も動かない単なる『スイッチが詰まった箱』になってしまいます。
コンピューターは、膨大な数のスイッチの’ON’と‘OFF’の組み合わせのパターンで動く電気製品です。

コンピューターの中にあるスイッチの数は億単位以上になります。
膨大な数のスイッチに電流が流れる’ON’の状態と電流が流れない‘OFF’の状態の組み合わせにより、足し算などの『動作』を行います。

コンピューターの世界では、『動作』のことを『処理』といいます。コンピューター内の膨大なスイッチを’ON’、‘OFF’にするのがプログラムです。

つまり、プログラムはコンピューターに『命を吹き込む』役目をもっているのです。命を吹き込まれたコンピューターはプログラムの指示通りに処理を進めていくのです。

ですから、ミスのあるプログラムはコンピューターに誤った処理をさせることになります。
コンピューターが高い性能を発揮できるかどうかは、プログラムの品質の良し悪しで決まると言っても過言ではありません。

プログラミングとは、『プログラマー』が品質の高いプログラムを作成する作業を指します。

コンピューターに処理の順番を指示するプログラムを作成するためには、『プログラム言語』を学習する必要があります。

『プログラム言語』は約20種類程度あります。『プログラム言語』とは、例えばコンピューターに足し算の処理を指示するとき、英単語の’ADD’を使うケースと、’+’を使うケースがあります。

この例のように、プログラム言語によって処理を指示する方法は様々です。
プログラマーを目指すなら、プログラム言語の使い方のルールを覚えることで、プログラミングが出来るようになります。

プログラミングとは?

プログラミングとは、コンピューターを動かすプログラムを作成する作業を指します。プログラムを作成する知識と技術をもった人をプログラマーと言います。

コンピューターに処理の指示をするプログラムには、多くの種類があります。プログラムを作成するためには、様々なプログラム言語を使い分けます。

プログラム言語には、コンピューターに処理の指示をする多くの『命令語』が用意されています。例えば、足し算をコンピューターに指示するには、命令語の’ADD’や’+’を使います。

プログラマーは、多くの種類のプログラム言語を使い分けてプログラムを作成するのです。プログラム言語には、コンピューターの機種やスマートフォンの種類によって、向き不向きがあります。

ですから、プログラミングの作業は、処理をさせたいコンピューターやスマートフォンの種類に合ったプログラム言語を使用しなければなりません。

プログラマーは、処理をさせたいコンピューターやスマートフォンの種類に合ったプログラム言語を使ってプログラムを作成します。
プログラミングの専門家であるプログラマーは、複数のプログラム言語を使い分ける知識と技術をもったITエンジニアです。

プログラミングを覚えることで何ができるの?

プログラムはコンピューターに処理の指示をする働きをもっています。世間を見渡すと、私たちの日々の生活はコンピューターなしでは成り立ちません。

コンビニエンスストアのレジや銀行のATM、道路の信号機、電気、ガス、水道の供給など、コンピューターは社会のインフラを支えています。

様々な分野で使われているコンピューターに処理の指示をするためには、色々なプログラム言語がプログラマーによって活用されています。

プログラム言語が大切である理由は次のとおりです。コンピューターに処理を指示するためには、膨大な数のスイッチを’ON’、‘OFF’する必要があります。

コンピューターのスイッチを’ON’にするためには、数値の’1’で指示します。また、‘OFF’にするためには、数値の’0’で指示します。

コンピューターに処理を指示するためには、数値の’1’と’0’を組み合わせた羅列をコンピューターに入力しなければなりません。

しかし、人間が数万桁以上に及ぶ数値の’1’と’0’の羅列の組み合わせを使い分けてコンピューターに指示することは不可能と言えます。そこで登場したのがプログラム言語です。

例えば、足し算の処理をコンピューターに指示したいときは、’ADD’という単語を用いるプログラム言語を使うことで、数値の’1’と’0’の羅列を使わなくて済みます。

プログラム言語を使うことで、コンピューターへの処理の指示が格段に容易になるのです。

プログラムの身近な使用例

私たちの日々の生活に身近なコンビニエンスストアのレジでは、多くのプログラムが処理を実行しています。

コンビニエンスストアのレジでは販売した商品のバーコードを読み込んで、商品名や値段、個数などのデータを本社のコンピューターに送信します。

本社のコンピューターでは、全国のコンビニエンスストアから送信されてきた商品販売データを処理し、お店の陳列棚の商品に品不足が起きそうになったら、自動的に商品運送部門に該当商品の配達指示データが送られます。

商品の配達指示データを受け取ると、運送部門ではトラック便で、お店に商品を運送します。こうして、コンビニエンスストアでは、欠品にならずに販売チャンスを逃さずに済みます。

代表的なプログラム言語

コンピューターやスマートフォンの処理では、色々なプログラム言語が使われています。多様なプログラム言語には歴史があります。

金融機関や一般企業の業務で、お金の計算処理が中心となるプログラミングでは、COBOL(コボル)が使われてきました。

その後、C(シー)言語が様々な業種のプログラミングの中心になってきました。C(シー)言語にはC++(シープラプラ)やC#(シーシャープ)などがあります。

また、スマートフォンのアプリ(正式名称はアプリケーション)のプログラミングでは、Java(ジャバ)が多く使われています。

PHP(ピーエイチピー)は、インターネットのWebページのプログラミングに使われています。Python(パイソン)は、大量のデータを扱う処理に向いています。

一方、未経験者や初心者向けの分かり易い言語には、Ruby(ルビー)があり、プログラム言語の教育に使われています。

また、Ruby(ルビー)は、インターネットのWeb系のプログラミングにも使われています。JavaScript(ジャバ・スクリプト)も、インターネットのWeb系のプログラミングに使われています。

プログラミングを覚えるメリット

IT業界の中には様々な職種があります。この中で、ITエンジニアの中心に位置する代表的な職種がプログラマーです。

コンピューターの持つ性能をフルに発揮させて、高速に効率よく処理を実行させるためには、品質の良いプログラムが求められています。IT業界は慢性的な人材不足の状況が続いています。

このような状況にあって、プログラム言語の知識と技術をもったプログラマーは、『引く手あまた』です。

ですから、IT業界のエンジニアへの転職を目指している人にとっては、プログラミングを覚えることで、転職に向けて大きなメリットが期待できます。

プログラミングは未経験、文系でも覚えられる?

ソフトウェアの分野で使われている多くのプログラム言語には、言語特有のルールがあります。プログラム言語を学習することは、言語特有のルールを覚えることなのです。

例えば、C(シー)言語では、命令語の文末に’;’(セミコロン)を付けるルールがある、などです。また、プログラム言語の多くは、英語の単語を用いています。

例えば、処理の流れを条件によって順番を分岐させたいときは、’if’(イフ)を使うなどです。

ですから、一般的な英語の単語を知っていれば、未経験であっても、文系であっても、プログラム言語を覚えるために不利になることはありません。

プログラム言語が持つルールを根気強く覚える意欲があれば大丈夫です。
勉強方法で大切なことは、多くのプログラム言語の中から、最初に学ぶプログラム言語を1つピックアップすることです。

各プログラム言語間には共通点がありますので、初めに1つのプログラム言語を習得することで、2つ目以降の言語を習得する際に活用できます。

まず初めに習得するプログラム言語としては、現在IT業界で主流になっている、C言語やJava、PHPなどを選択して習得する方法があります。

プログラミングを覚えるには向き不向きがある

プログラミングに求められる点は、物事を順序立てて整理することが身に付いていることです。ですから、筋道立てて手を抜かずに整理することが苦手な人は、プログラマーには不向きです。

些細なことを見過ごしたミスのあるプログラムを作成すると、コンピューターは誤った処理をしてしまいます。
誤った処理をすることで顧客企業の業務に損害を与えてしまい、自社の信用を損なうことがあります。

コンピューターに処理の順番を正確に指示するためには、『石橋を叩いて渡る』ように、些細なことにも手を抜かずに順序立てた考えが出来る人がプログラマーに向いているのです。

些細なことも見過ごさずにミスのない品質の高いプログラムを作成する必要があります。IT業界では、品質の高いプログラミングが行える『人財』を求めています。

プログラミングにとって大切なこと

プログラミングにとって大切なことは、『手抜き』をしないことです。些細なことでも見逃さずに確認をし、ミスのないプログラムを作ることが求められます。

IT業界では、『プログラムには、プログラマーの性格が出る』といコトバがあります。日々の生活の中で、物事を安易に捉えずに、些細なことも見逃さない心掛けを習慣づけることが大切です。

コンピューターに『命』を吹き込み、目的に沿った正しい処理結果を得るためには、正確で品質の良いプログラムが必要です。

誠意をもってプログラム作成に取り組むことのできるプログラマーは、IT企業の信頼の向上に貢献することができます。

おすすめIT転職サイト
(2つ)

プログラミングを学習してIT企業への転職を目指している人にとって、IT業界の転職情報を多く扱い、きめ細かな転職支援サービスを得意とする転職サイトを有効に活用することが大切です。

ワークポート


専任のコンシェルジュが転職活動をサポートする転職支援サービスです。

他社を圧倒する数の求人情報や転職情報の多様さが強みとなっている中で、ワークポートは、IT業界に特化した求人情報、転職支援サービスの運営を行っています。

IT分野の未経験者や初心者の転職に有利なサポートを展開しています。

▶▶ ワークポート

リクナビネクスト


リクナビネクストでは、日本全国におけるエンジニア系の求人が網羅されています。特に関東なら700件以上の求人があり、転職先を探すのに有利となるでしょう。

限定求人の数も85%程度と豊富で、他では見つけられない貴重な求人情報を探せるのがメリットです。

▶▶ リクナビネクスト

プログラミングを学習しIT企業へ転職する方法

あなたが覚えたプログラミングの知識を活かしてIT企業へ転職する方法をご紹介します。IT業界は、慢性的な人材不足を抱えていて、特に、プログラミングの知識を持っている人は、『喉から手が出るほど』、欲しい人財です。

IT業界で主流となっているプログラム言語を習得できたなら、転職活動を始めましょう。

プログラム言語の知識や技術については、ほとんどのIT企業でプログラム言語学習の社員研修を行っていますので、プログラム言語の知識が十分ではないと感じていても、企業訪問の際に『ヤル気』を積極的にアピールする方法があります。

IT業界は、他の業界に比べて女性と男性との給与など待遇面での格差がありません。また、学歴よりも、ミスの無い高い品質のプログラムを作成する実力で評価する、実力重視の面を持ったIT企業が多いです。

あなたの可能性を伸ばして、将来に向けた人生をステージアップさせることができる業界と言えます。

IT企業は他の業界に比べて若い年代の経営者が多いですので、転職を希望している人にとっては、自分と『相性の合う』企業に『めぐり会う』ことが期待できます。

自分と『相性の合う』IT企業に『出会う』ことができるまで、粘り強く転職活動を続けましょう。