未経験でもフリーランスを始めることができるのか?現在、他の職種への転職及び独立を考えている方には重要な問題です。

そこで、今回は未経験でフリーランスを始める方法についてまとめてみました。フリーランスとはどういうものなのか?そして、フリーランスになる前にやっておくべきこととは?

さらにフリーランスのためのおすすめサイトなどぜひ参考にしてみてください。

まずは知っておきたいフリーランスのこと

フリーランスとは特定の働き方のことを指します。Wikipediaを参考にすると「特定の企業や団体、組織に専従しておらず、自らの才覚や技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主もしくは個人企業法人である。」と書いてあります。

個人事業主とフリーランスは同じ言葉として扱われることが多いですが、実際はフリーランスという働き方をしている個人事業主といった意味合いが適切です。

フリーランスという働き方は収入が安定しなかったり、将来に関しての保証がなかったりとデメリットばかり注目されます。ただ、実際は会社員にもデメリットが存在しており、フリーランスも会社員も一長一短です。

フリーランスになる前にやっておくべきこと

フリーランスという働き方をする場合、ある程度の準備が必要です。できるだけ、会社員時代に済ませておいた良いこともあるため、この章でフリーランスが準備するべきことを確認しておきましょう。

・開業届の提出

まず、準備したいのが開業届です。個人事業主として仕事を行うことを税務署へ伝えます。この際に、屋号や職種が必要になるのであらかじめ考えておくと良いでしょう。提出の際には必ず開業届の控えをもらってください。

・青色申告承認申請書の提出

続いて、青色申告承認申請書の提出です。会社員時代には、会社側が確定申告を行ってくれますが、個人事業主の場合は自分で確定申告を行います。

この際に、白色または青色の確定申告を行う必要があります。白色申告の場合は、特に提出する書類はありませんが、青色申告の場合は青色申告承認申請書必要です。

主に、この2つの申告書類の違いは税金の控除額です。青色申告は控除額が大きいので必ず、青色申告承認申請書を提出してください。こちらの書類は開票届けと同時に提出可能です。

・国民健康保険または任意継続

フリーランスとして独立する場合、国民健康保険への加入、または現在の社会保険を任意継続する必要があります。

国民健康保険の場合は、市町村窓口に退職後14日以内に届け出。加入手続きをするためには「健康保険資格喪失証明書」が必要になります。ただし、離職届や退職証明書などでも代用できます。

一方、任意継続の場合は、2ヶ月以上社会保険に加入していたことが条件になります。退職したら20日以内に協会けんぽか、会社の健康保険組合に申請。加入期間は2年となっており、それ以上の場合は国民保険へ加入します。

・国民年金への加入

会社員時代には厚生年金に加入できましたが、フリーランスになると国民年金に加入する必要があります。国民健康保険と同じく、14日以内に市町村役場で手続きをしてください。

・クレジットカードの作成

フリーランスになると会社員に比べて社会的な信用が低くなってしまいます。そのため、クレジットカードなどの審査が厳しくなる恐れがあります。

会社員の時に複数枚のクレジットカードを作っておくことで、プライベート用、事業用のカードを分けて持つことが可能です。

確定申告の際の帳簿付けが楽になるので、会社員の時にクレジットカードを作っておきましょう。

・不動産契約やローン契約

クレジットカードと同じく審査が厳しくなるのが不動産やローン契約。どちらもフリーランスになる前に計画を立てるようにしてください。特に、フリーランスになって1~2年は審査が厳しいので、注意しましょう。

・名刺やサイトなどの作成

最後に肝心となるのが営業用のツールです。屋号や業務内容を記した名刺や、自サイト、SNSなどを必要によって作成しましょう。どの業種でも名刺は必須となるので、こだわりを持って作成してください。

また、仕事に使うパソコンや机なども購入しておきましょう。開業費として経費で計上可能です。10万以上になると「減価償却資産」に該当するため開業費で計上できないので注意してください。

未経験からのフリーランスどれくらい稼げるの?

どの業種でも未経験からフリーランスになる際に考えるのが年収です。どのくらい稼げるかによっては、フリーランスとして独立するのを見送りたいという方も多いでしょう。ただ、フリーランスの年収は業種や経験によって大きく異なるため、一概にいくら稼げるという指標はありません。

さらに、言えばフリーランス全体でも大きな振れ幅がある上に、個人の収入でも毎月変動することが多いです。未経験からフリーランスになる際に、どれだけのスキルとコネがあるかによって大きく異なります。

ただ、多くの場合は現在の収入よりも下回ることが多いです。こうした事態を回避するならフリーランスの他にも就職や転職といった道を残しておくことが重要になります。

例えば、未経験からプログラマーになりたいなら、就職や転職までサポートしてくれるエージェントがおすすめです。学習していく中で自分のレベルが理解できるため、フリーランスとして難しい場合は就職や転職の選択肢が取れます。

こうすることで、フリーランスという立場とは違いますが、安定した収入が見込めます。

フリーランスのためのおすすめサイト

最後に、フリーランスとして独立する前に他の選択肢の確認、さらに独立後にも役に立つおすすめのサイトを3つ紹介していきます。これからフリーランスを目指している方はぜひ参考にしてください。

WORKPORT


未経験から他業種に転職したいという方は、「WORKPORT」がおすすめ。あらゆる分野に特化したキャリアアドバイザーが転職を支援してくれます。Webを中心とした業界に強い転職サイトなので、未経験からの転職を考えた際にはまず利用してみましょう。

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リクルートエージェント

トップクラスのキャリアアドバイザーが揃った転職サイト「リクルートエージェント」。多くの業界の転職をサポートしてくれるのでジャンルにとらわれず転職先を見つけたい方にはおすすめです。

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まとめ

未経験からフリーランスを始める方法を紹介しました。フリーランスになることを決めた後には、たくさんのことを準備しなければいけません。本記事を参考にしっかりと準備を行った上でフリーランスとして独立してみてください。